こうち式整体セミナーを全国から治療家・セラピストの方を対象に東京大阪福岡で開催させていただいております甲地直矢です。

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最初に参加していく基本テクニックのベーシックセミナー(初級・中級の筋肉弛緩法)は
このコラムのみの告知にも関わらず、今月も参加希望者の先生、お問合せを多くいただいております。
こうち式を使った動画なども、これからはドンドンと紹介させていただきます。

さて、今回はメールでのご質問についてです。
それは、「腸腰筋」について。前回のコラムでも腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)のことについては考えていきました。

今回も考えていきたいとおもいます。前回は、腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)における触察法をメインに考えていきました。
腸腰筋の触察法を改めて考えてみます。

腸腰筋は、大腰筋と腸骨筋、別々にして触察とアプローチをしていくということです。
まず、大腰筋です。

大腰筋への触察法は2つの触察法(アプローチ)がある。

 

大腰筋は、「直接的」と「間接的」の2つの触察が存在しまして、直接的には腹部への圧迫法。
間接的には鼠蹊部を触察していきます。

まず、腹部への直接法になりますが、おへそを確認をします。へそ横2~3センチ横。
この位置をポイントとします。腹直筋が存在しますが、そのまま圧迫をしていきます。

押さえ方としては、4指で圧迫をしていきます。拇指ではおこないません。
1つの手の4指で押さえ圧迫。もう一方の手は押さえた手首を垂直方向に肘するような形でホールドします。

そのまま、脊柱、中心に向かっての圧のベクトルをしていきながら横にスライドをさせながら圧迫をしていきます。
一番深くまであっぱくをしていくのですが、必ずクライアントの顔を見ながら行っていってください。

まだ、硬結部分に達しない形でも、クライアントの顔を見ていて、痛がっている顔を確認することができるときがあります。

再度、繰り返させていただきます。

腹部への大腰筋の直接的なアプローチ法の前に触察をおこなっていくときは、必ずクライアントの顔を確認しながら
腹部への圧迫をお願い致します。

クライアントの顔が痛がっているようであれば、硬い部分に達しなくても
その痛みのレベルが評価になります。

以上が一つ目のポイントになります。次はその下、鼠蹊部に向かっての下方です。
へそから斜め下方の位置。ここが一番の重要ポイントです。

へそ、斜め下方の位を圧迫していきながら、硬結部分に当たると、細い筋肉のすじを確認できるとおもいます。
その筋肉が大腰筋だとご理解ください。

その、細い筋肉のすじをとらえたときに、腰痛や大腰筋の原因で他の部位に痛みを発している場合は、必ずクライアントの顔が
大腰筋の痛みで苦痛を評した顔を確認することができます。(視診)

アプローチを終了したら、その1点下方に移ります。ここも、先ほどの大腰筋ポイントの影響で痛みレベルが高いポイントがあります。
ただし、このポイントは先ほどのポイントをきちんとアプローチ出来れば、同時に弛緩するポイントでありますので
弛緩していることを確認できるときがあります。
これらを左右おこないます。左右合わせて6点を触察していくことになります。

腹部への直接法が終了したら、鼠蹊部に移ります。
鼠蹊部は、解剖学的に見ても大腰筋への触察法としては重要ポイントになります。しかも、触察は容易にできるポイントです。

ポイントの目安としては、ASISと恥骨結合の幅の真ん中がポイントになります。
このポイントに必ずと言っていいほどの圧痛が確認できます。腸骨筋も関連しているからです。

以上が大腰筋への触察法になります。触察が出来ないと弛緩法もできないことをご理解ください。
次は腸骨筋への触察法です。

腸骨筋への触察法のポイント

 

腸骨筋への触察法は、クライアントは仰臥位の体勢でおこなっていきます。患側の股関節屈曲、膝関節屈曲の状態です。
このままの体勢でいると、次第にクライアントの足が伸展をしていく形になりますので、施術者は自らの足をクライアントのつま先に
方向に対して垂直に置き、クライアントの下肢が伸展しないようホールドしてください。

クライアントの右の腸骨筋を触察する体勢としてはクライアントの右側に位置し、右足でクライアントの足をホールドし、左手で腸骨筋の触察をします。他手はクライアントの膝関節を保持します。何故、膝関節を保持するのかといいますとぐらつくのをホールドするためです。

クライアントのASISを包むように、手掌を腸骨の外側に添え、DIP/PIP/MPは屈曲して、触察部分は指の腹で触察します。
比較的安易に腸骨筋への触察はできます。痩せている方であれば、その筋肉の筋を確認することができます。(筋繊維のことです)

腸骨筋は簡単です。何故なら、腸骨内側には腸骨筋しかないからです。強めに触察すると確認が出来ます。
腸腰筋の触察を最初に行い、その存在を確認してからその弛緩法に入ります。
腸腰筋には多くの手技がありますが一番短時間で、効率のいい方法を習得していきます
腸腰筋関連でお悩みの先生や
新しい手技を取り入れたい先生は、参加してみる価値はあるとおもいます。

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