こうち式整体セミナー(神技整体)を全国の治療家・セラピストの方を対象に東京大阪で開催させていただいております甲地直矢です。

こうち式整体セミナーホームページ
https://massage-shiatsu24.com/

いつも、このコラムをお読みくださりありがとうございます。

このコラムはちょくちょく、セミナーに参加している先生やセラピストの方が
施術であげた症例をご紹介させていただいております。

甲地の症例というより、参加している先生がどのような施術をされているか?
といった問題のほうが重要で、セミナーのよし悪しが決まることです。

もちろん、半年前に比べたらセミナーの内容も若干改良されている部分もありますが、それでも
セミナーに参加している施術者のアプローチは興味ありませんか?

・患部を調整せずに患部の痛みを消失させていくこと。

・クライアントの体勢を動かさずに痛みを消失させていくこと。

・施術者は少ない力で痛みを消失させていくことができる事。

・施術時間が短くなること。

疾患のレベルにもよりますが、上記の施術を可能にしていくために日々、セミナーに参加している先生方みんなで日々研磨しております。

こうち式整体セミナー(神技整体)に参加している先生の施術症例【その1】

パソコン中に首を回したら突然の激痛で来院された方が昨日来院されました。
頚部の可動域は右回旋が辛うじてできる位でほとんどありません。痛みの為涙を流されていました。
さっそくびびりながらもこうち式で治療をさせていただきました。

・スパーリング→陰性でした。

以下、検査で陽性になり治療

・肩鎖関節テクニック

・前鋸筋

・広背筋

・横隔膜テクニック(一番改善した)→生理学的アプローチを選択

・大腰筋(腹部への直接的アプローチ)

・大胸筋

・棘下筋

・大結節アプローチ

治療後は痛みが10から9位で自分の精度の足りなさに落ち込みました。
今日その患者さんが来院されたのですが、痛みが昨日の夜まで痛かったが今日の朝起きて痛みが1くらいだというんです。
急性期の痛みがこんなにも劇的に無くなった経験はいままでなかったので鳥肌がたちました。
甲地先生本当にありがとうございます

(ここまで)

ご本人の掲載許可の承諾を得たので、そのままコピペをして記載させていただきました。ありがとうございます。

市橋先生の施術ポイントは翌日一気に痛みのレベルが消失するパターンです。よくあります。
痛みのレベルが9割消失して、関節可動域が正常に戻って、あとの1割ほどの場合
ほぼ施術としては完成されており翌日、消失する予想は容易にできます。

そして、横隔膜テクニックと記しております。
こうち式整体セミナーでおこなっていく横隔膜をつかったテクニックですが、血液循環を促進させていき全身の各働きを目覚めさせ、全身のバランスを整える部位としてアプローチをしております。
骨格的な歪みがあっても前後左右のバランスが整わせるためには、まず横隔膜にアプローチをすると一番効率がいいのです。

市橋先生の施術症例の場合、全身バランスを整えた時が一番症状が改善した(陽性反応)と記しております。
言い換えれば、全身のアプローチをしたほうが、クライアントの症状はさらに短時間で改善するという意味なので、
甲地からのアドバイスとしては、ここで各部位の解剖学的アプローチではなく、

全身のバランスを考えたアプローチもありかな?と思った次第です。しかし、それは予想であって市橋先生は検査して各部位別アプローチをしておりますので、次回の施術をするときには全身のアプローチのテクニックを検査して陽性か陰性の反応かを見てもいいとおもいます。

横隔膜アプローチをしたら、大腰筋のアプローチはセットでおこなっていきます。大腰筋のアプローチですが
直接的なアプローチ法で腹部のおへそ、2~3センチ斜め下方の位置がポイントになります。

ストレートネックである場合は、

・小円筋

・関節下結節(上腕三頭筋長頭起始部)

・肩甲挙筋の肩甲骨上角

・後斜角筋

検査をしていくおすすめのポイントになります。

こうち式整体セミナー(神技整体)に参加している先生の施術症例【その2】

(ここから)

右首から肩にかけて攣り。突然発生したとのこと。
痛みが一気に激しくなり、頸部回旋が困難に。そのうちすべての方向に動かすことができなくなる。
2週間まともに仕事できなかったとのこと。

少しずつ検査〜調整。色々ビフォーアフターみるも痛過ぎてわからず

あ〜痛過ぎてわからん!って言うクライアント。

・胸鎖関節テクニック

・胸鎖乳突筋

・頸椎周囲筋の弛緩

・上部僧帽筋の弛緩

・鎖骨と胸骨テクニック

・顎二腹筋

・腕橈骨筋、長掌筋→若干和らぐ。

・小胸筋、横隔膜〜腹部全てくまなく→だいぶ和らぐ。

この辺りの痛みの具合から検査〜で分かり易い感覚に。

広背筋→かなりROM改善。
回旋は痛みなしに。

屈曲痛、腰方形筋で消失。

側屈痛、三角筋で反応するもまだ残る。腹斜筋、大腿筋膜張筋、拇指球で半分位の痛み。

伸展痛はかなり改善。

10→3位まで改善し、普通に生活、仕事する分には差し支えなし。

自分のケアをしつつ勉強出来るこうち式、ステキ過ぎ!

(ここまで)

急性疾患で腰で例えると、急性腰痛みたいな感じではないでしょうか?
患部を調整しても痛みが変わらずほとんどの痛みは違う部位で改善しております。
しっかりと、検査でご判断されているため主訴から遠い部位の筋肉でも、主訴部位の痛みは改善できる。ということです。

遠位部位を使っていくときは、「施術者の感覚」や「施術者の勘」という、こうち式整体セミナー(神技整体)の
すべての手技の根底にある基本の技術理念である3つのカテゴリーである中の3つ目になります。この3つ目が必要になると思うのですが
すべて100パーセント上手くいくことはなく、上手くいかなくてもけっして焦らず淡々と施術を進めていきます。

上記の検査した部位は、すべて主訴部位とつながっている筋肉や関節になります。他にもたくさんあります。
すべてアプローチをすればいいのか?ではなく、検査をして陽性か陰性を判断していきます。その辺のポイントはご理解ください。
症例をくださった、栗田先生には心から感謝を致します。ありがとうございました。

また、症例を送ってくださいね!!

さて、ここから今回のコラムの内容に移りたいと思います。
今回は、1つの重要な筋肉を考えていきたいと思います。

その筋肉は腰方形筋です。

肩関節周囲炎テクニックで考える「腰方形筋」とは!?

タイトルでいきなり、肩関節周囲炎(40肩・50肩)を例にしてしまいました。
何故、肩関節周囲炎テクニックでの腰方形筋なのか?ということなのですが

肩関節周囲炎のアプローチで、症状の改善として一番最後にアプローチしていく筋肉が腰方形筋であることが多いためです。

こうち式整体セミナー(神技整体)で行う内容の肩関節周囲炎のアプローチでは一番最後に

・外転痛があれば外転を最後に施術をしていく構築をしていく。

・外転痛がなくて、結髪や結滞動作に痛みがあれば結髪や結滞動作をアプローチしていく。

といった施術構築をしていきます。それらの動作をアプローチして改善をしていかせます。
そして、治療の終わり、最後は「肩関節の痛みは消失したがROMが阻害される」という状況になります。

腰方形筋にアプローチかける確率が非常に高いです。最後は腰方形筋と考えていただいてもいいと思います。
お勧めの筋肉なのです。

腰方形筋に深部までアプローチをかけると、連動して腰部全体の筋肉が緩んでいきます。

大事なのは、多裂筋回旋筋です。なかなか弛緩しずらい筋肉ですが、多裂筋回旋筋の弛緩を考えているのであれば
腰方形筋を弛緩させることによる連動を使った方がいいです。

アプローチの注意点としては、腰方形筋に対する触診です。起立筋にアプローチをしているとアプローチが完全でない時があるので注意して触察をしていくことをお勧めします。

起立筋は頑丈な筋肉のため、なかなか弛緩しずらいのです。狙っている筋肉は腰方形筋です。
セミナーでもアドバイスさせていただくポイントとして触察であり、起立筋を弛緩させていく先生が多いので

「もっと早くアプローチ出来るのにな。」と思うわけです。

腰方形筋は、起立筋の奥の筋肉なので通常の起立筋のアプローチの時の施術姿勢と腰方形筋へのアプローチ時の施術姿勢は変わるはずです。
施術者の体勢が変わるから、圧のベクトルや触察する位置が変わってくるのです。

腰方形筋は、起立筋の下にある。というイメージを持つことをお勧めします。そのイメージがあると今までより起立筋の横からのあぷろーちになっていきます。筋肉のアプローチの基本は体重で押すことです。要は、手押しはしないということです。
手押しは、触察が出来ても圧が逃げます。深部筋のアプローチですから圧が逃げてはだめなんです。

圧のベクトルは側方から脊柱に向かっての方向でちょうどいいくらいです。
ポイントとしては、起立筋の横に拇指をコンタクトしましてそのまま下方に圧を入れていきます。そのままの圧の強さで肘を張ります。
肘を貼ると、体幹部が屈曲し拇指の指腹の向きが脊柱に向きます。そのままの体勢でベクトルに注意して押していきます。

押すときには、大胸筋で押す感じになります。大胸筋でも胸骨で押すイメージにすると体重圧になり、圧がクライアントの体の深部まで行き届き、腰方形筋に圧が行きわたる形になります。

腰方形筋は、各症状にも関与していく重要な筋肉と位置付けしており、重要筋肉の1つです。
肩関節周囲炎テクニックの最後に関与してくる筋肉でもあり

腰部筋=頸部筋とつながっています。連動しているので頸部が肩関節周囲炎に関与していることは容易に想像がつきます。
また、1つの筋肉で言いますと

腰方形筋=肩甲挙筋

ということです。ポイントで言いますと

腰三角=肩甲骨上角

になります。

甲地直矢

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