膝痛のアプローチが今一だ。
と思っている先生には、今日は膝痛をテーマにするので
いいかもしれません。
膝痛には、多くの要因が絡んでの膝痛になるため
その、「原因」を早期に判断することが肝要です。
例えば、変形性膝関節症(膝のOA）でも
やはり、早期の判断が重要ポイントになってきますよね？
甲地直矢のコラムをお読みくださっているのであれば
当セミナーの整体技術が、患部だけをおこなう技術テクニックではない。
というのをご理解頂いているかもしれません。
まず、当セミナーの技術理論になってしまいますが
膝関節のアプローチも、患部のみをおこなっていると
なかなか難しくなり、ハードルが高くなります。
何故なら、膝関節は股関節の影響をもろに受けるところなので
患部だけアップローチを繰り返しても難しいと考えられます。
股関節の影響はどこから見られるのでしょうか？
それは、内側のハムストリング筋である、内転筋群です。
内転筋群の異常拘縮や、その他の異常は
股関節に異常を出し続けます。
もし、そのような方がいたら
内転筋群を触察しながらクライアントに
スクワットみたいなものをしていただき内転筋群の把握してみてください。
酷い時には、機能していない場合も確認出来る時があります。
多いのは、やはりご高齢の方などに顕著で、
大体、６０代以上の女性。
体幹部が前傾している方に多いです。
（あくまで甲地直矢のデーターですよ）
内転筋が作動していないと内側のハムストリング筋を使うようになります。
甲地も見落としてしまっていたのですが、よく考えると
内側のハムストリング筋は、股関節を内転させるんですよね。
内側のハムストリング筋がその症状に対して、不完全な状態だと
体は全体的に正中側とつま先側に重心が移動します。
そうすると、余計に膝関節に負担がかかるようになるのです。
たった１つの部位の影響で大きな痛みや違和感が変化してくる。
これらを考えると、考えないとは
施術結果についても大きな差になると思いませんか？
先ずは、クライアントの状況を把握し
何気ない動作から見るのも大いに役立つのではないでしょうか？
当セミナーでは、こういった
何気ない行動からみる方法も視野に入れて施術構築をしていきます。
是非、当セミナーの技術を先生の技術と比較し
取り入れて技術の進歩につなげてほしいと思っています。
甲地直矢
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