こうち式整体セミナーを全国の治療家の先生やリラクゼーションセラピストの方を対象に東京大阪福岡で開催させていただいております甲地直矢です。

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今回のコラムの内容はメールでのご質問についてです。 それは、「腸腰筋」について。

大腰筋・腸骨筋・腸腰筋の問題はとても多くの理論と方法など存在しております。先生は大腰筋について、この筋肉は触れることが可能だと思いますか?

特に大腰筋ですが、こうち式整体セミナーの内容ではやはり、解剖学的な見解を考えてみて触れるのは難しいと考えます。
もちろん、鼠蹊部を使っての触察法を考えてもです。
指のみをつかって触れることは厳しいのではないでしょうか? なので、こうち式整体セミナーの腸腰筋弛緩法(大腰筋・腸骨筋)では間接的にアプローチしていく。といった理論と方法になります。

もしくは、解剖学的に考え鼠蹊部へのアプローチがやはりお勧めになります。 触察ができればアプローチも可能だということですが、その触察ができないためいろいろと考えてしまうところでもあります。

こうち式整体セミナーの腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)弛緩法にとっては腹部の押圧の場合、へそ横2~3センチ横を中心に向かって押圧をしていくと、なんとなくですが細い筋が理解できます。その圧痛をとっていく感じなのですが、圧痛レベルが著しく低くなっていた場合触察をするとその場所がふかふかになっていることを理解できます。
作用は、股関節の屈曲ですからその作用をしてもらうと、施術前に比べると足の上り方が全然改善している形です。

もう一つは鼠蹊部へのアプローチになります。鼠蹊部は容易に触察が可能なため、アプローチも容易にできます。恥骨結合とASISの幅のちょうど真ん中の位置付近を目安にします。
まずは、そこの圧痛レベルを著しく緩和させていくアプローチをしていきます。そのあとに腹部のポイントのアプローチをしていきます。比較的容易にできます。
大腰筋へのアプローチは、鼠蹊部へのアプローチと、直接的に腹部のアプローチをしていくことが大きく改善するアプローチになります。

腸骨筋へのアプローチ法はどういった考え方なのか?

腸骨筋は、比較的容易に触察が出来ますのでアプローチも容易に行うことができます。腸骨の内側に張り付くような構造をしておりますので
クライアントの体制は仰臥位になります。アプローチする側の下肢の膝関節を屈曲させると、腸骨のアプローチがしやすくなります。
その体勢にて、腸骨筋を触察してみてください。触察をしてみるとお分かりの通り、腸骨の内側(腸骨筋)に差し込む、入れ込むような形になると思いませんか?

基本、腸骨筋への触察は腸骨の中に差し込む、入れ込むような形になります。差し込む、入れ込むような形でやりやすい方法は
4指で触察をすることです。そして、DIP関節とPIP関節、MP関節を屈曲して指腹部分が触察部分になることです。
そのときに、術者の手掌は腸骨の外側、ASISを包み込むように手掌を添えることで容易に腸骨筋へのアプローチは可能になります。
恥骨部分は、恥骨結合に向かって斜下方に構造しておりますので、素直にその方向に上下に大きく動かしてみます。それらが腸骨筋への触察になります。

その圧痛レベルをアプローチして改善させていけばいいのです。大腰筋・腸骨筋腸骨筋とつながっている、関連している関節は股関節と足関節になります。
それらを使って間接的にアプローチをしてみてください。上記に記した部位の触察が出来てからになりますので触察だけは正確がおすすめです。

以上が大腰筋と腸骨筋のアプローチへの触察法とポイントになります。
本日のまとめです。

大腰筋は構造的に触察は難しい。そのため「間接的なアプローチ法」と「直接的なアプローチ法」の2パターンがあるということです。
そして、まずはポイントを正確に把握し、クライアントにその部分の圧痛レベルがわかるように施術をしていきます。
大腰筋のポイントは、腹部と鼠蹊部の2つのポイントがあります。

腹部は、へそ横2~3センチを目安にして脊柱の真ん中をめがけてゆっくりと押さえていきます。その時に、DIP/PIP/MP関節、それぞれは屈曲はせずに手掌全体でゆっくりと押さえていく形にします。深部まで押さえていくと、細い筋肉の筋が確認できます。それが大腰筋になります。

大腰筋と関連している・連動している関節は「足関節」「股関節」の2つです。
これらの関節を利用して関節的にアプローチをしていきます。

腸骨筋は腸骨の内側にべったりとくっついている筋肉です。小転子までの筋肉ですが、途中鼠蹊部で大腰筋と合流し、小転子に付着するような筋肉です。アプローチの仕方としては、腸骨の方をアプローチしていきます。しっかりと触察するために、ASISを手掌で包み込むようにして触察をしていきます。

もう1つのポイントは鼠蹊部です。ASISと恥骨結合の幅の真ん中ほどにぽいんとが存在します。そこは頭方と足方に上下に動かして圧痛レベルを確認をしていきます。連動している関節は同じ「足関節」と「股関節」になります。それらを駆使してアプローチを繰り返していきます。

腸骨の接点ポイントは指腹部分になります。DIP/PIP/MP関節を屈曲してください。恥骨結合に向かって斜下方に向かい上下に動かしていく方法が腸骨筋の触察になります。上記にも記しましたが、連動している関節は大腰筋と同じ「足関節」「股関節」の2つになります。

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