甲地直矢です。このコラムは、指圧あん摩マッサージ師・はり灸師
柔道整復師・整体師向けに
技術レベルを上げていく内容のコラムを記しております。
今日のコラムは、頚椎症治療に関して
とても有効な小円筋へのアプローチを考えて行こうと思います。
小円筋は、肩甲骨内に存在し、
大円筋、棘下筋とほぼ同じ位置します。
そして、実際臨床上、利用していくべき解剖学的視点ですが
・起始
・停止
・作用
この3つです。神経支配などはあまり、当セミナーの整体技術になると
考えて行かないので、先ずはこの3つを把握してアプローチをかけていければ問題有りません。
起始
肩甲骨外側縁から約3cm~4センチ内側に入ったところ
停止
肩関節の大結節
作用
肩関節の外旋
小円筋は特に、頸部・肩関節や腋窩など、
重要な部位に影響を与える筋肉です。
重症レベルの腰痛など、痛みの軽減や
上部胸椎にも影響を与える、
とても重要な筋肉なんですね。
しかし、残念なことに、
弛緩させたいけど
小円筋はなかなか弛緩できる筋肉ではありません。
緩みにくいんです。小円筋は。
しかも、ちょっとの刺激で痛い部位です。
小円筋は細い筋肉なので、強い刺激は痛いです。
見つけ方のポイントは
肩甲骨外側縁から
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約3センチほど内側に入った部分。
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肩甲骨外側縁に
平行した形で見つかると思います。
分からなければ、
肩甲骨外側縁を基準として見つけていきます。
圧迫したり
強くガリガリしないよう
優しくアプローチが基本になります。
筋繊維に対して垂直に
アプローチをかけていきます。
右の小円筋であれば、右斜め上方。
左の小円筋であれば、
左斜め上方に圧の方向を定めて刺激していってください。
触察するポイントは、拇指で触察するのではなく
中指を中心にして、指の先端でおこないます。
先ずは、
肩甲骨外側縁から
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約3センチほど内側に入った部分。
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ここをとらえられれば問題は解決できると思いますので
やってみてください。
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